【育休明けに異動】復職後の辛い・辞めたいを乗り越える3つの方法

育休明けに異動。復職後の辛い・辞めたいを乗り越える3つの方法

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育休を取ったら、職場になれるまで時間もかかるしなかなか大変。

さらに部署が異動となると、復帰したくない気持ちがさらに強くなりますよね。

私もはじめての育休復帰時には、今まで働いていた部署とは全く別の部署と異動となりました。

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さらに、復職後3週間でもう一回部署が変更される経験も!
急きょ退職した人の穴埋めでの異動だったよ。

復帰後、2回も異動がありましたが、3つのことを心がけ、なんとか乗り越えてきました。

  1. 周りから協力を得られる努力をする
  2. 日々のタイムスケジュールを作成し、効率化をはかる
  3. 転職(退職)するまでの「期間限定」と考える

この3つで、異動後すぐのいちばんキツイ数カ月を乗りきることができます

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慣れるまでの最初の時期が一番辛いよ。そこを乗り越えれば楽になる!

この記事でわかること

  • 自分の指示された異動は、妥当なものなのか
  • 異動が辛いときの乗り越え方、対処方法

この記事を読むと、異動指示が出された場合、自分はどうしたらいいのかがわかるようになります。

働き方そのものを見直したい、と考えている人にはこちらの記事もおすすめ→【育休明けに正社員からパートに変更?】損しない雇用形態の選び方

目次

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育休明けの異動は違法?

育休明けに異動指示が出された、という理由だけでは違法とはされない

なぜなら、育児介護休業法では「就業場所の変更への配慮(法第26条)」は規定していますが、「異動を禁止」しているものではないから、です。

事業主は、従業員に就業場所の変更を伴う配置の変更を行おうとする場合に、その就業場所の変更によって子育てが困難になる従業員がいるときは、当該従業員の子育ての状況に配慮しなければなりません。

出典:育児介護休業法のあらまし 厚生労働省 都道府県労働局雇用均等室
  • もともとの勤務場所が1階で事務仕事だったのが、2階で軽作業業務へ変更になった
  • もともとの勤務場所が病院だったのが、すぐ隣のデイサービスでの勤務になった

 上記の例のように、就業場所が変わり業務内容がかわるとしても、時短勤務の時間帯で就業できている、など一定の配慮があれば違法とはいえません。

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早退や欠勤などを考慮して、抜けても問題ない場所へ異動された可能性もあるよね。

時短勤務など育児との両立への配慮があれば、すぐさま「異動は違法」とはいえない

育休明けの異動を「拒否」できる?

異動の拒否は難しい(ほぼできない)

なぜなら、通常の異動の範囲内であれば、業務命令違反になるから、です。

育児介護休業法(第26条)では育休からの復帰時は、育児が困難となる場所への配置転換には配慮が必要、としています。

ただ、これは言い換えると「配慮があれば配置転換できる」ことになります。

  • 場所は変わるが、時短勤務制度を利用でき、保育園にも影響がない
  • 場所は変わり業務内容も変わるが、人員が多く休みが取りやすい

など、子育てへの配慮がされていればあとは通常の配置転換なので、拒否は難しいところです。

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「業務内容が嫌、楽な部署がいい」は異動拒否の理由にならないよ。業務命令違反とみなされてトラブルにならないようにね。

異動部署が遠い、は異動拒否できる?

定時に終わっても保育園のお迎えに間に合わない場所へ異動するよう言われた。

この異動は拒否できる?

この場合は、拒否できる可能性が高いです

というのも、この場合は「明らかに」子育てをする授業員への配慮が欠けているから、です。

定時に終わっても、お迎えに間に合わないのなら実質働くことができませんよね。

  1. お迎えに間に合うような配慮を会社に要求する
  2. 異動を拒否する

配慮の例としては、時短でも間に合わないので所定労働時間をさらに短縮してもらう、などです。

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育児介護休業法第26条を建前として、会社に異動を考え直してもらおう。

事業主は、従業員に就業場所の変更を伴う配置の変更を行おうとする場合に、その就業場所の変更によって子育てが困難になる従業員がいるときは、当該従業員の子育ての状況に配慮しなければなりません。

出典:育児介護休業法のあらまし 厚生労働省 都道府県労働局雇用均等室

「遠い」だけでなく、育児が困難となる異動の場合は、拒否できる可能性が高い

「異動したい…」ときの希望の出し方とポイント

  • 育休前の職場が激務だったので、時短勤務など取りやすい部署へ異動したい
  • 育休明けのタイミングで、「異動希望」を出しても問題ないのだろうか?

育休明けのタイミングでの異動希望についても、どうやったら希望が通るのか、わからないですよね。

異動希望は「子育て」による明確な理由を用意し、復職前面談などで早めに伝える

理由としては、「子育て」のために必要な異動希望として会社に認識してもらうため、です。

  • 保育園の送迎に1時間以上かかり、緊急呼び出しに間に合わない
  • 子供の発熱や保育園呼び出し時に穴をあけることが心苦しいので、人がたくさんいる部署に異動したい

など、「お願いベース」で会社側と相談することが大切です。

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復帰する意欲と申し訳ないけどもお願いしたい、という思いを伝える!一方的と思われると、異動できても復帰後辛い…

また、異動希望がある場合は早めに伝えておくことで「異動場所の確保」も必要です。

復帰直前に希望を出しても「すぐに人を動かせない」という理由で希望が通る可能性が下がってしまいます。

どうしても希望が通らない場合
  1. 妥協案を用意しておき、それだけは通してもらう
  2. 一度復帰して「ここでは育児と両立がやはり難しい」という理由で、再度異動を検討してもらう
  3. 自分の条件に合致する職場へ転職

妥協案としては、「早出しない」「定時ジャスト帰宅」などがあります。

このタイミングだと妥協案が通る可能性が非常に高いです。

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心理的に「一旦断ったあとの次の小さな要求は受け入れやすい」ところを狙っていこう。

復帰日についても気になる場合は、【育休から早めに復帰】いつがベスト?失敗しない復帰日の決め方で解説しています。

異動が辛い・辞めたいときの乗り越え方

異動が決定して辛い・辞めたい!でも、働かなくてはいけない…そんなときの乗り越え方をご紹介します。

  1. 周りからの協力を得られる努力をする
  2. タイムスケジュールを作成し、日々の生活の効率化をはかる
  3. 期限を設けることで「辛いのは期間限定」と考える

次から、それぞれについて解説していきます。

周りからの協力を得られる努力をする

異動の有無にかかわらず、子供がいる状態での職場復帰は周りからの協力なくしてはできません。

「小さい子供がいる」ことを言い訳にせず、与えられた業務をひたすらこなす

理由としては、まず新しい部署で「自分が信頼されること」が必要だから、です。

  • とりあえず言われた業務は淡々と取り組む
  • 不明点なども聞きやすい人を早々に見つけ、メモを取るなどして同じ質問を何度もしないようにする
  • 育児と仕事の愚痴は言わない
  • 教えてもらったら「ありがとうございます」と必ず感謝を伝える

当たり前のことのようですが、意外に意識しないとできていないものです。

特に、愚痴は雑談の中で誘導されやすいですが、「なんとか両立頑張りたいと思っています」と返しましょう。

「復帰後、両立ができない」といつも文句を言っている、など変な噂がたつリスクがあります。

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文句を言わずに頑張っている人を悪く言う人は、そうそういないよね!

これだけ気をつけていると、職場内で少しずつ自分の信頼度があがってきます。

信頼があると、早退や欠勤も多めに見てもらいやすくなります!

「子供がいること」を言い訳にせず、仕事に誠実に取り組むことが周りからの協力を得られるポイント

異動後の部署挨拶

育休明けということと、新しい部署となると、知らない人たちへの挨拶は、なんて言おうか迷いますよね。

挨拶は簡潔にシンプルに伝え、長々と話さない

というのも、挨拶を聞いている時間は業務と関係のない時間だから、です。

朝礼などで復帰の挨拶をすることが多いですが、聞いている方は、頭の中で今日の自分の仕事について考えている人が大半。

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なので、挨拶もそんなに緊張しなくても大丈夫!長くダラダラと話さないことが大切。

話す内容としては、以下3つがおすすめです。

  1. 育休を取らせてもらっていたことへの感謝
  2. 子供がいるので、迷惑をかける可能性があること
  3. 仕事を頑張りたいと思っていること

この3つを挨拶へ盛り込むことで「周りへ配慮できる人」と思ってもらえます。

話す順番としても上記の順番がおすすめです。

  • 「育児があるから配慮してね」感を押し付けない人
  • 復帰して仕事へ熱意がある人

こういったイメージを持たれると、その後も印象がよくなり、業務を優しく教えてもらえるなど、仕事がやりやすくなります。

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育休3回とってる私のオススメ。試してみてね!

異動後挨拶は、簡潔・シンプルに伝え、育児中だが仕事にやる気がある姿勢をみせることが大切。

職場復帰に向けての準備が知りたい人は、こちらの記事もオススメ→【育休明けの不安】職場復帰に向けて育休中からやっておくこと3つ!

タイムスケジュールを作成し、日々の生活を効率化する

復帰となると、仕事だけでなく育児や家庭のこともこなしていく必要があります。

毎日のタイムスケジュールを作り、生活をルーチン化しておくことで時間を無駄にしない

と、いうのも復帰後すぐの壁は「時間が足りない」ことです。

そのため、時間が足りないことにも対応策をとっておかなければなりません

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ルーチン化とは、決まりきった手順どおりにしておく、ということ。

  • 朝食メニューの曜日ごとのルーチン化
  • 買い物は決まった曜日に、宅配を依頼 など

家庭内でできる範囲については、育休中にあらかじめ用意しておくことをおすすめします。

育児や仕事上のことで、イレギュラーは発生しやすいものです。

少なくともそれ以外の部分では、ストレスが生じないようにあらかじめの準備が大切です。

具体的なスケジュールが知りたい方は、こちらの記事もオススメ→【育休明けフルタイム復帰】タイムスケジュールと時間管理のポイント

期限を設け、辛いのは期間限定と考える

育休明けの仕事はやはりきついです。

異動となり、また新しく仕事をイチから覚えるとなるとさらに大変です。

「次の育休まで」や「転職先が決まるまで」など期限を設けることで、「辛いのは今だけ」と割り切る

というのも、「辛さに終りがある」ことで、頑張ろうという動機づけがされるから、です。

  • とりあえず、3ヶ月だけ頑張ってみる
  • 次の産休に入るまで頑張ってみる

自分の中で「一定のゴール」を作ると、自分の中で「そこまでは頑張ろう」と思うことができます。

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高すぎる目標は逆効果なので、短い期限を設定して「できた!」を体験できるようにね。

私は、3つの中でこの動機づけが一番効果がありました。

「転職先が決定するまでは、異動先で働く」と決め、淡々と働くようにしました。

「がんばろう!」と思うと、失敗したときのダメージが大きくなります。

「淡々と、粛々と業務をこなす」ことに集中すると自分のメンタルコントロールも出来るのでおすすめです。

自分の中で一定の期限を設け、期限まではとりあえず頑張ってみる

異動に納得できない場合、退職や転職を検討する

色々自分なりに試してみたけど、会社とどうしても折り合いがつかない。

こうなってくると、退職や転職などを考えるきっかけになってきますよね。

転職活動は思い立ったらすぐにはじめる

と、いうのも「転職したい」と思ってもすぐに転職ができるとは限らないから、です。

退職については転職よりも時間がかからずに話が進むことが多いので、先に転職を検討することをオススメします。

転職するにしても、準備だけでかなり時間がかかります。

  • 就業場所はどの辺がいい?
  • 給与はどれくらい欲しい?
  • 育児と仕事のウェイトはどうする?

これは一例ですが、転職前に自分の中で整理しておくことはたくさんあります。

私も転職経験が何度かありますが、大体3ヶ月程度はかかってしまうのが現状です。

転職や退職についても、少しでも検討の余地があるならば、育休中の時間があるうちにすすめておくことをオススメします。

看護師の転職サポート マイナビ看護師

転職活動についてはこちらもオススメ→【転職初心者向け】育休明けの転職を成功に導く転職活動の始め方

まとめ

今回は異動とその乗り越え方についてお伝えしました。

  1. 周りから協力を得られる努力をする
  2. 日々のタイムスケジュールを作成し、効率化をはかる
  3. 転職(退職)するまでの「期間限定」と考える

この3つの方法で、一番キツイ時期を残りこえることができます。

転職なども最終手段と思われがちですが、他の手段と同じ一つの方法と気楽に考えてみえると、気持ちも楽になりますよ。

異動してもしなくても、職場復帰は大変なことが多いです。

記事を参考にして、異動を乗り越えてくださいね。

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この記事を書いた人

30代で結婚→出産(2年おき3回)→育児中(今ココ)。子供が生まれてからは、自分と夫中心から子供中心生活へシフト。保健師時代は、乳幼児健診・保健指導など赤ちゃんと親に関わる業務に従事。現在、中堅看護師ワーママ。3人子育てしつつも、いかに手を抜き自分時間を作るか、を常に考えてる。3回の育休取得(うち、1回転職)歴あり。3回の育休体験から、育休中からの自分らしい働き方について発信してます。
旅行大好き。子連れ旅行もこれからどんどん行きたい!
【今までの所有資格】
看護師・保健師・介護支援専門員・FP2級、3級・メンタルヘルスマネジメント検定2種等々 

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