- 育休明けの復帰条件が変更され、復帰したくない!今からでも転職できる?
- 育休中でも転職ってできるの?会社にバレない?法律的に問題はない?
育休中でも「復帰せずに転職したい…」と思うことってありますよね。
育休中に転職は可能です(法律的にも問題ありません)
ただし、育休中の転職には下記のようなリスクもあるため、リスクへの備えが必要です。
- 保育園の入所への影響
- 育休手当への影響
- 慣れない育児をしながらの転職活動
今回の記事では、育休中に転職を検討している方に「今、転職するリスク」と「転職を成功させる方法」について解説。
転職サイトを複数利用して転職に成功した経験のある私がご紹介します。
この記事でわかること
- 育休中に転職する場合のリスク
- 育休中に利用できる転職エージェントと利用方法
- 育休中に転職した場合の「育休手当」や「保育園」の扱い
- 転職するにあたって会社にはバレるのか?退職理由は?
この記事を読むと、育休中に転職する場合のリスクを避けられるようになり、転職の成功率をあげることができますよ。
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育休中に転職する3つのリスク
育休中にやむを得ず転職する場合、どんなリスクがあるか、転職先にどう思われるか、など気になりますよね。
育休中の転職には3つのリスクがあります。
- 保育園の入園が難しくなること
- 育休手当の支給額が減る可能性があること
- 慣れない育児をしながらの転職活動は、負担が大きいこと
なぜなら、通常時の転職と異なり、育休中の転職は復帰が前提という条件をくつがえすことになるからです。
- 保育園入園時「育休明け加算」がある
- 復帰予定だと育休手当が支給される
- 育休中は社会保険料が免除される
育休中は様々な制度により守られ、職場復帰しやすい環境が整えられています。
育休中に受けられる恩恵というのは職場復帰が前提であり、転職となると今までの恩恵が受けられなくなります。
リスクへの対応策を考えながらの転職活動をしていくためにも、リスクについて理解しておくことは重要。
次からは、3つのリスクの詳細について解説していきます。
リスク①保育園の入園が難しくなる:内定していても退園の可能性あり
育休中に転職先が内定した場合、保育園の取り扱いは?取消になる?
育休中の転職の場合、保育園の内定がどうなるのか、はとても大きなポイントです。
育休中の転職による保育園内定は、各自治体の判断による。
理由は、転職時の保育園内定の取り扱いについては各自治体に裁量が任されているから、です。
- 「入所内定取消」
- 「同条件で転職なら在園可」
- 「再審査やり直し、個別判断」
このいずれかに分類される自治体が多いので、自分の自治体がどうなのか?は調べる必要があります。
例としては、入所内定取消の自治体として千葉県柏市・東京都立川市など(リンクはトップページ)があります。
ホームページに明記していない地域は役所へ問い合わせて確認が必要。
内定していた保育園を取消や退園扱いにされると、その決定を覆すことはかなり難しいです。
しかし、一度復職してから転職というタイミングになると保育園退園のリスクはかなり減ります。
一度、同じ職場に復帰すればその後は転職しても在園OKなところが多い!私も復職後、3ヶ月で転職。保育園には影響なし!
保育園内定後の転職の場合、自治体の取り扱い次第では保育園内定取り消しの可能性がある
育休明けの転職活動については、【転職初心者向け】育休明けの転職を成功に導く転職活動の始め方で解説。
保育園内定前の転職│預け先の確保で解決
育休中に転職する場合、保育園内定後は自治体判断で取り扱いが異なることは先程、お伝えしました。
では、保育園の内定前に転職する事はできるのか?も気になりますよね。
保育園の内定前でも、子供の預け先が確保できれば転職は可能
なぜなら、子供の預け先があれば「いつから働けるか」がわかるため、です。
いつから働けるか、がはっきりすると、具体的に転職活動ができるようになります。
認可保育園の内定前であれば、一時預かりやベビーシッターサービスなどでのりきる工夫も必要です。
育休中に転職する場合は、保育園の確保をしてから転職の順番がオススメ。
リスク②育児休業給付金(育休手当)が減る可能性
育休中の転職となると、今もらっている手当はいつまでもらえるのか、返金のリスクなども気になりますよね。
- 育休手当は退職日の属する支給単位期間まで支給される。
- 育休当初は「復帰予定」だったなら返金の必要性はない
というのも、育休手当の支給については規定で決まっているため、規定に沿って支給されるからです。
育児休業開始時点で退職が予定されている場合を除き、育児休業期間中に退職した場合は、その支給単位期間以降、支給対象となりませんが、それまで受給した育児休業給付を返金する必要はありません。
厚生労働省 雇用保険制度 育児休業給付 Q&Aより
育休手当は、育休開始日から1ヶ月で区切った期間(支給単位期間)ごとに支給。
育休手当は返金しなくていいものの、育休中に転職する場合、「退職日」によって最終支給額が変動します。
支給単位期間の事例紹介は【復帰後3ヶ月で退職】育休中・育休明けに後悔しない退職をする方法で解説しています。
リスク③慣れない育児をしながらの転職活動は負担が大きい
- 育児をしながらだと、ネットで求人検索が精一杯
- 育休中の履歴書や面接対策はどうしよう…
赤ちゃんの育児に保活、あわせて転職活動となるとなかなか時間の確保が難しいですよね。
転職サイトやエージェントなどプロの力を借りる
なぜなら、時間がない中でも効率的な転職活動ができるから、です。
- 育休中の転職となると、周りに言いにくい
- 保活で忙しく、自分にあう求人についてしっかり調べる時間がない
- 転職が初めてでどうすすめていいかわからない
育休中の転職ということで引け目を感じる人も、プロなら相談できるね
育休中の転職は、女性の転職に強い転職サイトの利用で乗り切る
転職成功の秘訣は【非公開求人】にあった!/DODAエージェントサービス育休中の転職を成功させる3つのポイント
- 育休中の転職だと、応募企業もいい印象を持たない?
- 子育てと両立したり、時短だったりといった自分の希望を通すことは出来る?
育休中の転職の場合、育児と両立の出来る職場へ転職できるのか、が心配ですよね。
育休中の転職は、子供がいない状態で転職するのと比較するとやはり難易度は高め。
育休中の転職を成功させるためには、必ず気をつけるべきポイントが3つあります。
- 子供の預け先の確保(保育園の確保)
- いま転職する理由に納得感がある
- 女性の転職に強い転職サイトを利用
3つのポイントのすべてが揃うことで、育休中でも転職を成功させることは可能です。
次からはそれぞれについて解説していきます。
成功のポイント①子供の預け先の確保
育休中の転職をする上で、子供の預け先の確保は必須です。
なぜなら、「いつから転職先で働けるかわからない」状態では、書類選考で落とされる可能性が高いから、です。
応募先企業としても、いつから働けるかわからない状態の人は採用しにくいですよね。
- 認可(外)保育園の利用
- シッターサービスの利用
- 祖父母に預けることが可能
子供の預け先はしっかりしていることを応募企業へ伝え、「本気で転職を考えている」ことをアピールしましょう。
- 病児後保育の登録
- 子どもの発熱時などは配偶者と交代で対応できるよう調整
- (近くに親がいる場合)親が育児の協力してくれる体制がある
子供の預け先や呼び出し対応など「仕事と育児の両立ができる体制」ができていることがアピールできると、相手も転職の意思を感じ取ってくれます。
子供がいても働けることをアピールするには、預け先の確保は必須
成功のポイント②いま転職する理由に納得感がある
- 転職理由がどんなものなら合格できる?
- うまく転職理由を言葉でまとめられない
育休中の転職となると、応募先の企業も「なぜ、いま転職なのか」は気になるところです。
育休中の転職にチャレンジするとなると、それなりの理由もありますよね。
「いま」転職する理由が納得できるものであれば、育休中でも転職は可能
この理由に納得感があるかどうかは、合否にも影響がでる内容です。
なぜなら、育休中の転職は「復帰する」という会社との約束を破ることになるため、転職先企業も受け入れに慎重になるからです。
- 育休中に配偶者の転勤が決まってしまった
- 会社側からそのまま退職してほしいといわれ、復帰できない
- 保育園が日・祝日休みのため、職場にシフトの調整をお願いしたが受け入れられず、日・祝日休みの職場を探すことにした
やむをえない理由での転職、であれば、転職先としても安心できます。
会社にとって採用するメリットがなさそうだ、と判断されると不利です。
職場復帰に向けて職場と調整を試みたり、対策を講じたけど前向きに取り組んだことを伝え、納得してもらいましょう。
転職理由に納得感を持たせることで、応募先に「育児をしていても仕事ができる」ことを伝えることができる
育休中の退職理由│引き止めるのが難しい理由が必要
- 育休中に退職する場合の理由は?
- 転職するので退職します、とは言いにくい
- 退職理由に嘘はだめだよね?
育休中の転職活動も大変ですが、退職の連絡をするのもストレスですよね。
引き止めるのが難しい理由を用意しておく
なぜなら、退職後も社会保険手続きなど会社側でやってもらうこともまだ多々あるため、円満退職にしたいから、です。
会社側から退職を打診されていた場合などは、一身上の都合でOK。
- 配偶者の転勤
- 子供が病弱で家族から復帰に強く反対されている
- 家族の体調不良と育児をやることになってしまったの
上記は一例ですが、会社側で対応できない理由だと引き止めが難しくなります。
本来であれば、お世話になった会社なので誠心誠意退職理由を伝えたほうが良いのは当然です。
ただ、転職を決意する理由が会社側要因の場合、ある程度割り切って退職理由を準備しましょう。
本来、育児と仕事の両立ができる職場なら復帰しているはずだよね。嘘も方便とわりきろう。
退職理由は、引き止めが難しい理由を準備して伝える
退職の仕方については、【復帰後3ヶ月で退職】育休中・育休明けに後悔しない退職をする方法の記事もオススメです。
成功のポイント③女性の転職に強い転職サイトを利用
育休中の転職だと、時短での転職は出来る?自分の希望に合う求人先はある?など、転職活動そのものが不安ですよね。
経験上、0才児がいる状態での転職活動は、求人サイトを見ているだけでは、子育てとの両立ができる職場かということはわかりませんでした。
求人サイトの利用は、「女性の転職に強いサイト」の利用をする
女性の転職に強い転職サイトであれば、子育てをしながら働くことについても理解があり、転職活動自体が進めやすいものとなります。
同時に、子育てに理解のある職場を選ぶ際にもプロの経験からアドバイスや求人紹介してもらえるので安心です。
女性の転職に強い転職サイトとしては以下のようなものがあります。
育休中のママの転職であれば、これらのサイトは要チェックです。
登録はどこも無料でできるので、まずは登録して利用してみることをオススメします。
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育休中もハローワークは利用可能│マザーズハローワーク
ハローワークは在職中や育休中でも使えるのか、疑問に思ったことはありませんか?
ハローワークの利用は、在職中や育休中でも利用可能
なぜなら、ハローワークのインターネットサービスは登録不要で求人検索できるからです。
これなら育休中も在職中もわからないよ。
- 自分の希望する地域にどれ位求人があるか
- 求人内容は自分が思い描くものとマッチしそうか
ハローワークである程度の求人状況を知ることはできます。
登録利用との違いは、求人先の会社名がわからないこと
逆に言うと、これくらいしか違いやデメリットはありません。
まずは、ハローワークのインターネットサービスで自分の住む地域にどのような求人があるのかを確認してみましょう。
育休中の味方│マザーズハローワークの利用
ハローワークのサービスには、仕事と家庭の両立を目指すママのための「マザーズハローワーク」という専門の就職支援サービスもあります。
デメリット
- 設置場所が限られている
- 必ずしも条件に合う求人があるとは限らない
メリット
- キッズスペースがあったりと子連れでの利用をしやすい空間になっている
- 求人もワーママ向けに特化している
- 担当者もほぼ女性で、子連れの現状を理解してくれるので話しやすい
- 無料で利用できる
自宅近くにある場合は、利用してみるのもオススメです。
まとめ│リスクと成功へのポイントをおさえて自分らしい働き方を!
今回は、育休中の転職についてリスクと成功へのポイントをお伝えしました。
- 保育園の預け先の確保
- 転職(退職)理由
- 女性の転職に強いエージェントなどプロの活用
上記の3つが確保できれば、育休中でも育児と仕事の両立ができる職場への転職がぐっと近づきます。
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