- 復帰はするつもりだけど、会社が子育てに理解がないので復帰が心配
- 育休明けの復帰条件が変更され、復帰したくない!
- 会社からやんわり「退職」をすすめられた…
育休も終わりに近づいてくると、自分の現状と職場の状況の変化で「復職ができるのか」と悩んでいませんか?
慣れない育児と仕事の両立は考えただけでも大変ですよね。
さらに、転職や退職はなかなか決断するのにも勇気が必要。
職場復帰ができるかどうか自信がない場合は、まずは復帰が難しいのかどうかを冷静に判断する必要があります。
冷静に判断できると、転職・退職についても必要性が判断できます。
私の場合は、子育てがしやすい環境を求めて「転職」を選択。
実際に、復帰できそうかどうかについて悩んだ経験のある私が、職場復帰と退職や転職を判断するポイントについて解説。
この記事でわかること
- 育休中の転職の違法性
- 今の職場で育児と仕事の両立ができそうかの判断の方法
- 退職や転職を決意するポイント
この記事を読むと、今の職場で復帰して両立ができるのかどうか、が判断できるようになります。
「転職活動」の進め方について知りたい方は、【転職初心者向け】育休明けの転職を成功に導く転職活動の始め方がオススメです。
育休中の転職は違法にあたらない
育休中に「転職」しても問題ないの?違法だって会社から訴えられたりしない??
育休中の転職が違法かどうかが心配、ということで、二の足を踏んでいる、という状況はもったいないです!
育児介護休業法においても、転職を規制する趣旨の内容はありません(育児介護休業法について 厚生労働省)。
育休中の転職には法律的な縛りはないので、「自分にとって転職が必要」と判断すれば「転職活動しても問題ありません」。
法律的に問題ないだけで、周りに迷惑はかかるけどね。
(体験談)「職場復帰」できるかどうかの見極め│現状の整理をする
- 職場に復帰したくない。退職した方がいい?復帰しなくてはだめ?
- 育休中に転職できるならしたいけど、だめだよね?
職場復帰せずに退職や転職を検討する場合、本当にその選択で選んでいいのか?不安になりますよね。
自分の現状の整理をしたうえで「復職するかどうか」を判断する
なぜなら、現状整理をしないと「自分がどうしたいか」「どのようにするべきか」などが見えず、職場復帰・転職や退職のどれを選んでも不満になるからです。
- 収入的に働く必要はあるのか。
- 保育園の確保はできそうか。
- 育休中に転職活動をする際、預け先はあるのか。
- 自分のキャリアはどうしたいのか。
- 職場復帰するにあたっての懸念点はどこなのか。それが解消されれば復帰したいのか。
- 夫の意見はなんて言っているのか。
私が実際に「復職するかどうか」考えた際に自分が置かれている現状を整理したものがこちら。
- 将来的に子供は3人欲しいので、働いてお金を貯めておきたい
- 育休もまたとりたいので仕事は継続したい
- 自分のキャリアも中断させたくない。やるからにはきっちり働きたい
- 夫は、「退職」より「転職」推進派。理由は、私が働きたいと言ってるから。
- 育休中に経営陣の大幅な変更。
- 「正社員からパートへの変更を打診」「降格」「給与形態の変更を打診」してきたことから、マミートラックは確実。
- 経営層の変更から、「育児と仕事の両立に理解がない」状態はしばらく変わらない可能性が高い
- 職場の人から「経営層が変わって給料の引き下げが始まっている。若い人は転職した方が良い」とアドバイスがあった。
現状の置かれている状況の整理をすることが、方針を決める上で最も重要
育児と仕事の両立をするための条件
現状の整理ができると、自分が育児と仕事の両立する上で大事にしたいことがみえてきます。
育児と仕事の両立をする上で必要な条件をリストアップする
というのも、リストアップした内容は職場復帰する段階で職場と調整する内容になるからです。
- 働く時間は日中のみ。夜勤一切なし。
- フルタイムでの復帰。
- 日曜日など保育園の開園していない日の勤務の免除
- 仕事中に搾乳する時間(1日2~3回/1回15分前後)
- 突然の保育園からの呼び出しなどで仕事を抜ける可能性があることの了承
条件が整理されると、職場復帰の際に上司との面談などもスムーズになります。
また、「復帰できるかどうか」を判断する根拠となる部分でもあります。
育児と仕事の両立をはかるための条件の絞り出しは、時間がかかっても丁寧にやることがポイントです。
育休明けに使える公的制度については【育休明けは時短勤務?フルタイム?】自分にあった復帰方法の決め方で解説。
(復帰面接対策)今の職場で両立は可能か
自分の条件を絞った後は、上司など会社との調整が必要です。
調整が付きそうなら復職。無理そうであれば、育休明けに転職や退職を検討
なぜなら、育休中の転職よりも育休明けの方が転職や退職をするのに印象が良いからです。
- 一度復職したけど両立が難しいので退職したい
- 復帰後、職場との距離が遠く保育園の送迎に間に合わないので転職したい
一度復職してみたけども実際は難しかった、の方が会社としても納得しやすい理由ができます。
また、復帰面談時には雇用形態の変更など自分が希望しない条件を提案されることもあります。
その際はすぐに「わかりました」と受け入れないように気をつけることも重要です。
実際、私の場合は経営者から「パートならかなり高額の時給を支給する」などと言われたりしました。
この打診は、正社員からパートへの変更という意味。
雇用形態の変更なので「ボーナスなし」「手当なし」という扱いに変更されるところでした。
「フルタイム復帰する」という意思については、上司の方のフォローで無事フルタイム正社員で復帰、となりました。
しかし、この時点で「経営者と元々いた職員の上司」との間で摩擦が生じている、ということもわかりました。
面談は、自分と会社の両方が「職場復帰」のための条件のすり合わせをする時間です。
自分の意見を整理しておき、不利な条件で再契約となっていた!なんてならないよう注意が必要です。
退職は転職とあわせて検討する
復職面談の時点で「復帰できそうかどうか」はおおよそ見当がつきます。
退職は必ず転職の可能性とあわせて検討する
理由は、今の職場では両立が難しいだけでほかの会社であれば両立が可能になる可能性も十分あるからです。
私の場合は、職場環境というより「経営方針の変更」なので、もうどうしようもない、と思って「転職を決意」。
自分が働く上で大事にしたいことは既に復職の条件として用意してあるので、転職活動の際にも再利用できます。
- 「退職」だけに焦点をあてるより、「転職」したあとの自分の生活に焦点をあてるほうが実用的。
- 働く意思が少しでもあるならまずは、「転職」とセットで考える
まとめ
今回の記事では、育休明けは「職場復帰」「転職」「退職」のどれが自分にとってベストなのか、ということについてお伝えしました。
まずは、育休を取得し育休手当を受給している以上、復職が前提です。
しかし、やむを得ず「退職」「転職」を検討せざるをえない、ということがある場合は、
- 職場復帰に際して条件の変更が可能か、職場に打診する
- 復帰条件の変更が難しい、とされた場合は、職場からの条件で復帰が可能か検討する
- 育休明けの復帰条件では「復職できない」と判断したら、「退職」を検討する
- 退職するにあたって、「転職」するかどうか検討する
このプロセスを踏んで「復職は無理か、無理なら転職するのかどうか、完全に仕事をやめてしまうのか」を判断していきましょう。
復職や転職については、他の記事でも情報収集できますよ。
「転職」「復職」についてオススメの記事となっているのでぜひ読んでみてくださいね。
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